環境創機は、OMソーラー株式会社が、2016年以降は修理対応しないと宣言した機種を含めたハンドリング・制御盤の修理対応を行っております。(弊社にお問合せいただくことで修理・交換対応を承っております。)
修理・交換対応については、こちらをご覧ください。
OMソーラー 制御盤並びにハンドリング故障修理対応のお知らせ
また、こちらの記事のご参照ください。
ご参考 交換工事についてのブログ記事
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2019-10-07 OMソーラーファンボックスの交換修理
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本題 M型ハンドリングの修理メンテナンス
この日は、OMソーラーM型ハンドリングの交換工事の依頼を受けて、都内某所に出動しました。
元々は、「お湯取りができない」と、相談を受けたものですが、この「お湯取り」ができないという故障については、原因が6つほど考えられます。
1.貯湯槽が故障している。
2.ハンドリングのファンが故障している。
3.OMソーラーの制御盤が故障している。
4.貯湯槽の循環用不凍液の目詰まり。
5.配水管のバルブを間違って締めてしまった。
6.給湯用ボイラーを新品に交換したときに、ボイラーの点火条件が変わってしまった。
そのうち、多いのが1~3、少ないのが4~6ですが、原因の見極めを誤ると、交換品を間違えてしまい、コストやお施主様とのトラブルにつながってしまうので、原因調査には細心の注意が必要です。
今回は、「貯湯槽のポンプは作動している」ことが判明したので、ファンが故障していると判断して交換作業を行うことにしました。
ハンドリングは、M型。通称「イカ頭」と呼ばれているタイプの製品です。断熱材が外張りになっており、ビス頭を出すには、断熱材を切らないといけないため、一手間余分にかかるものです。
幸い、小屋裏は作業しやすい場所でした。
最初に、水道屋さんに貯湯用コイルの配管を切断してもらいました。
配管切断時は、不凍液が漏れ出ることが多く、注意しないと床一面が水浸しになってしまいます。
バケツや雑巾を用意して注意しながら切りましたが、幸い、今回は少量のこぼれで済みました。
そこからは環境創機スタッフにバトンタッチして、中央のファンボックスを外していきます。
ハンドリングの片面は壁に寄せていたため、奥のビスを外すのが大変でした。
故障しているファンボックスを小屋裏から撤去します。小屋裏への階段は固定していないタイプのものが付いていて、20kgほどあるファンボックスを下ろす作業は、神経を使います。
運びおろしたら次は新しいファンボックスを小屋裏へと運び入れます。ここもファンボックスを取り落とさないように注意しながら作業を進めます。
新しいファンボックスを取り付けているところです。
中空に浮かしたハンドリングの下に潜り込み、奥のビスを手探りで止める難工事をしています。
今回は、制御盤も旧タイプのものだったので、配線加工も必要でした。
一度外したコイルを組み入れ直し、水道屋さんに再度接続してもらいます。アセチレンバーナーでハンダを溶かし、蝋付けをします。かなり危険な作業なので、自分たちでは行わず、プロにお任せすることにしています。
試運転を終えて作業を無事完了することができました。
お知らせ
環境創機では、古いOMソーラーのハンドリングの修理を行っております。
製品の交換品の支給の他、出張修理も承っております。
なお、環境創機に修理を依頼する場合には、弊社の判断と責任において、修理をさせていただくことをご了承ください。
また、旧トモス株式会社ならびに環境創機株式会社が(株)OMソーラー協会並びにOM計画(株)(現OMソーラー株式会社)に販売した製品について、弊社が受注した修理の内容の情報は、OMソーラー株式会社との「製品等に関するアフターサービス協定書」に基づき、OMソーラー株式会社に提供させていただきます。
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