OMソーラーによる夏の屋根裏の暑さを解消するための方法を紹介する記事です。
昨年にも紹介したことのある内容ですが、改めてチェックしてください。
夏の屋根裏の暑さにお悩みでは?
2021年もこれから夏本番を迎えますね。
冬場のソーラー暖房はやさしい暖かさで気持ちいいですが、夏場の屋根裏は汗が止まらないほどの危険な暑さですよね。
Tomos製や三八工業製の古い時期のOMソーラーの家に住む皆さんは、屋根裏の暑さに苦労する時期ではないでしょうか。
その暑さを解消する方法をご紹介します。
以下の写真のT型・M型のOMソーラーを導入した工務店・設計事務所の方々は必見の情報です。
(注意点がいくつかありますので、必ず最後までお読みください。)
住まい手の皆さんに少しでも快適な夏を過ごしていただけるように、屋根裏の暑さを解消しませんか?
屋根裏の暑さの原因は?
暑さの原因はズバリ!夏も集熱した空気(熱気)を屋根裏に呼び込んでいるからです!
このイラストの通り、「夏は排気をする」と言っても、一度は屋根裏のハンドリングボックスに集熱空気が入ってきます。
そのため、ハンドリングボックスの内側を通る熱が表面まで伝導して、屋根裏に熱を発しているのです。
これが暑さの原因です。
夏場の集熱空気の温度は80℃以上にまで上がります。
時には、素手で触り続けることができないほどハンドリングボックスが熱くなっていることもあるのです。
排気の経路を壁から屋根に!
暑さの原因が分かったところで、どうやって解消するかをご説明しましょう。
こちらのイラストをご覧ください。
壁に向かって配管されていた排気のダクトが、取入側のダクトに接続されて、空気の流れの向き(矢印の向き)が先程とは変わりました。
要するに、「屋根で温まった空気を吸って、壁から出そう」という排気の考え方から、「室内の空気を吸って、屋根の空気層に押し返そう」という考え方に変えることで、屋根裏のハンドリングボックスに集熱空気を入れないようにするのです。
この考え方は、環境創機のソーラーシステム《そよ風2》の考え方で、屋根裏を暑くさせないだけでなく、室内にこもった空気を外に出す“換気”の効果もあります。
こちらのイラストが《そよ風2》の排気運転の様子です。
《そよ風2》は屋根と一体になっている機械で、屋根裏のスペースを広くすっきりと使える点でもお勧めです。
OMソーラーハンドリングから《そよ風2》に取り替えたいという相談の声もあり、交換を実施したこともありますが、
物件によっては《そよ風2》への交換ができない環境である場合もありますので、事前の入念な確認と打ち合わせが必要です。
まずはご相談ください。
話が逸れましたね、、、本題に戻りましょう。
注意点を確認しましょう。
さて、最後に、ここまでお話した「夏の屋根裏の暑さを解消する方法」を実際に行うための注意点をお伝えします。
【注意点】
1.排気ダクトを取入側のダクト(四角や半月形の棟ダクト)に接続し直すための、作業スペースが確保できなければなりません。
2.排気ダクトが接続されていた壁側の排気口を塞ぐ必要があります。
3.排気ダクトの再配管作業は工務店さまでご対応をお願い致します。
4.ダクト配管の変更後は、室内の空気を排気するため室内が負圧になり、窓や換気口等から室内へ外気の熱が入り込むことで冷房効率に影響してしまうことがあります。排気中はリターン口に一番近い窓や換気口を開けて、室内への外気の影響を最低限にすることが求められます。
5.この排気方法はOMソーラーの制御盤のままでは機能しません。環境創機のTC-70もしくはTC-10への制御盤交換が必要です。
6.制御盤交換作業には複雑な電気配線工事が伴いますので、制御盤の交換作業は環境創機スタッフが出張工事致します。
7.集熱空気を熱交換コイルに通すことができなくなりますので、貯湯排気ボタンによるお湯採りはできなくなります。
(どうしてもお湯採りを止めたくないという方はこちらの記事をご覧ください。)
注意点はこのような内容です。
物件によって状況はさまざまですので、ご依頼いただいた際には、現場ごとにしっかりと状況確認と打ち合わせをさせていただきます。
ぜひ、住まい手様にご提案ください。
この排気経路の変更工事を行った住まい手様からは、夏の違いにお喜びの声をいただいております。
ハンドリングの全交換ではなく、変える必要がある部分だけを交換するため、その分費用も安くなることが見込めます。
OMソーラーの夏の暑さを解消! ぜひ、ご検討ください。
ご相談はこちらのメールアドレスへ、環境創機の友宛、もしくは迫宛でお送りください。
メールアドレス:info@kankyosouki.co.jp
お名前・御社名・お電話番号・物件名(お施主様名)を含めてご相談ください。
ご連絡お待ちしております。
お知らせ
環境創機では、古いOMソーラーのハンドリングの修理を行っております。
製品の交換品の支給の他、出張修理も承っております。
なお、環境創機に修理を依頼する場合には、弊社の判断と責任において、修理をさせていただくことをご了承ください。
また、旧トモス株式会社ならびに環境創機株式会社が(株)OMソーラー協会並びにOM計画(株)(現OMソーラー株式会社)に販売した製品について、弊社が受注した修理の内容の情報は、OMソーラー株式会社との「製品等に関するアフターサービス協定書」に基づき、OMソーラー株式会社に提供させていただきます。
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