環境創機では、古いOMソーラーの機械(ハンドリング・制御盤)の修理対応を行っております。
修理・交換対応については、こちらをご覧ください。
OMソーラー 制御盤並びにハンドリング故障修理対応のお知らせ
また、こちらの記事のご参照ください。
ご参考 交換工事についてのブログ記事
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長野の入口狭い場所でファンボックスを交換してきた話
先日、長野県某所にてファンボックスの交換工事を行ってきました。
会社のある国立から長野までは、片道3時間。
このように、遠方での工事を依頼された場合、下見に行くのにも費用がかかるため、お施主様に「写真を撮って送ってください」、もしくは、「LINEやFACETIMEでビデオ通話させてください」とお願いさせていただいております。
今回も、同じようなお願いをさせていただき、写真を事前に送っていただきました。
その中で難点が一つあることが判明、それは入口が狭いということでした。
機械の設置した当時は、メンテナンスのための配慮は、まだそれほど周知されておらず、「人さえ通れれればそれで良いだろう。」程度の点検口しか設けていなかったようでした。
実際には、交換のためのファンボックスは、450mmの直方体となっており、この点検口を通過しないと思われました。
実際にお施主様も、天井を壊すしかないかと思い、地元の工務店に相談されていたようです。
この難題を解決に導くため、秘策を繰り出すことにしました。
秘策とは・・・ ファンボックスを分解して搬入する方法です。
通常は組み上がった状態で製品として出荷しているファンボックスですが、今回に限り、組み立て前の部品状態で、現地に持ち込み、天井裏で組み立てる手法です。
ハンドリングのメーカーだからこそ可能なメンテナンス方法です。
というわけで、当日、到着後、早速搬入を開始しました。
側板、そして、ファンユニット本体をギリギリの寸法で運びあげます。
狭い入り口ですが、小屋裏は意外なほど広く、かがまずに立って歩けるほどでした。
まずは、交換対象となるファンボックスを外す作業です。
ある程度進んだところで、スタッフは部品の状態だったファンボックスをプラモデルのように組み立てました。
ファンボックスを切り離す作業では、丁度いい高さの台座が必要になります。
高さが可変できる台座として、持参したのが、バイク用のジャッキです。ファンボックスを外すときに落下を防いでくれますし、再緊結のときに高さ調整にも威力を発揮します。
うまく、交換することができました。
もう一つ難しいのが、左右のダンパーボックスを緊結するためのネジ留めの作業です。普通のドライバーでは、ネジを回すことが難しく、ラチェットドライバーが必須の作業となっています。
最後に制御盤を交換して作業が完了。
早朝から作業を開始し、終わったのは、午後2時。
日帰りだったので、何も長野っぽいところもなかったのですが、せめて地元の名産品でも食べて帰ろうということで、遅いお昼にソースカツ丼を食べました。
かなりのボリュームで、大満足でした。
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