日頃よりそよ風をご利用いただいている皆様の中で、
「梅雨の時期にはどのような設定にしたら良いんだろう」
とお困りの方はいらっしゃらないでしょうか。
毎年、5月には気温が上がり、夏日となることもありますので、
そよ風の設定を夏モードに設定して、日中は排気運転をさせている方もおられるかと思います。
5月は夜の気温が程良く下がって、夜風が気持ちいい時期ですよね。
夏モードでの夜間の涼風取入運転が気持ち良く感じられる気候です。
しかし、梅雨の時期に入ると外の湿度が高くなるため、同じように涼風取入運転をすると、
湿気も室内に入れることになってしまい、不快に感じるという声も挙がっております。
もし、梅雨の時期に夏モードに設定していて、湿気が気になる方がいらっしゃれば、
以下の設定にしていただければと思います。
最新制御盤のCU-10をご利用の方は、
・季節モード設定で「ツユモード(梅雨モード)」を選択してください。
CU-10で選択できるツユモード(梅雨モード)では、朝8時から19時まで、小屋裏から室内の空気を排出する排気運転を行います。
19時から翌朝8時までの夜間は運転を停止しますので、外気の取り込みを止めます。
ただし、排気運転の際は室内の空気を外に出した分、窓や換気扇などから外気が室内に引き込まれる第3種換気の状態となります。
排気運転時の風量は、取入運転時のおよそ3分の1程度となり風は弱くなりますが、外気が全く室内に入らないわけではありません。
排気運転時にも湿気の侵入が気になる場合には、
循環運転をONにして、室内の空気を循環させることをお勧めします。
CU-60、CU-6シリーズ、CU-7シリーズ、CU-70シリーズをご利用の方は、
・季節モード設定で「春秋」を選択して、
・室温設定温度を室温より低く設定してください。
春秋モードでは、
室温が室温設定温度よりも低い時に、屋根の空気の温度(棟温)が暖かくなると取入運転を行います。
逆に、室温が室内設定温度よりも高い時に、棟温が暖かくなると排気運転を行います。
天気が良くなく、棟温が暖かくならない場合は、運転停止の状態になります。
※運転停止状態から排気運転、取入運転に切り替わる温度条件は、CUのタイプによって異なります。
詳しく知りたい場合は、操作説明書をご覧ください。
梅雨の時期は、春秋モードで、室温設定温度を室温よりも低く設定しておくと、
取入運転を行わなくなります。
ただし、排気運転の際は室内の空気を外に出した分、窓や換気扇などから外気が室内に引き込まれる第3種換気の状態となります。
排気運転時の風量は、取入運転時のおよそ3分の1程度となり風は弱くなりますが、外気が全く室内に入らないわけではありません。
排気運転時にも湿気の侵入が気になる場合には、
循環運転をONにして、室内の空気を循環させることをお勧めしますが、
ご利用の制御盤の仕様によっては、循環運転中でも屋根の空気層が高温になるのをのを防ぐことを優先するため、
棟温が高くなれば排気運転に切り替わります。