OMソーラーの心臓部であるハンドリングですが、故障が発生する部位の一つにダンパーボックスが挙げられます。
ダンパーボックスとは、赤く囲われた部品のことで、ファンが内臓されているファンボックスの前後についています。
ハンドリング内を流れる風向きによってそれぞれ、入口ダンパーボックス・出口ダンパーボックスと呼ばれ、T型ハンドリングにおいては入口と出口のでダンパーボックスは同型となっています。
ダンパーボックスの機能は、空気の流路の切替です。
冬には集熱空気を床下に送り、夏には排気するといった機能は、ファンとダンパーボックスの動作の組み合わせで実現しています。
ただ、ここ数年、ハンドリングの点検すると、ダンパー板が破損し交換を必要とするケースが多く見られるようになりました。
写真で見られるとおり、本来、ダンパー軸に固定されてなければならないダンパー板が、千切れて分離してしまっています。
これは、ダンパー板に過剰な力が加えられたことを意味しています。
このダンパー板の破損については、あることが原因であると思われます。
破損しているダンパーボックスに共通しているのがLUS230という型番のダンパーモーターが付いていることです。
環境創機では、従来からLMC100という型番のダンパーモーターを交換品として支給しております。
(写真は弊社で支給しているLMC100。LUS230より一回り小さく、ダンパー板に負荷がかからない構造になっている)
LUS230は採用しておりません。
このダンパーモーターは、ストッパーが付いていないこと、ダンパーのトルクが強いことから、ダンパー板に過剰な負荷をかけることが判明しております。
その結果、残念ながら、いくつかの物件においては、ダンパー板が破損し、結果、修理のためには、ダンパーボックスを交換する必要がでてきております。
(ダンパーボックスの交換及び修理は可能であり、全交換をする必要はありません。修理・交換については環境創機にご相談ください。)
弊社ではこの部品をダンパーモーターとして取り付けないこと、及び、もし現在付いている場合には、弊社から支給する製品に至急交換することを推奨しています。
よろしくお願い申し上げます。
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